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第17回 DIYグランプリ
第17回 DIYグランプリ概要
株式会社エンチョー
代表取締役社長遠藤健夫

DIYを愛好されている方々に日頃の工作の技を競ってもらうコンテストとして、1994年(平成6年)に始めた「エンチョーDIYグランプリ」も、今年で17回目を迎えることとなりました。 年々魅力的な作品が増え、今年の応募作品は633点にのぼりました。 本年のテーマ「家族で楽しむDIY」に相応しく、すべての応募作品から、家族の皆様が一緒になって楽しみながら製作されている姿が感じられ、審査に携わる一人として大変うれしく、ご応募いただきました方々に心から感謝しております。 また、今回は初めてご応募いただいた方が多かったのも、うれしいニュースです。 今回から新たに「課題部門」として「私の踏み台」の募集をはじめたことや、 インターネットからの応募もできるようにしたことがいい結果をもたらしたものと喜んでおります。 皆様のご意見を伺いながら、これからも様々な取り組みをこのグランプリに生かしてまいりたいと思います。 DIY活動を通じてご家族の皆様に「創る喜び、創る楽しみ」を楽しんでいただけるよう私たちエンチョーは努力してまいります。 これからも「エンチョーDIYグランプリ」を通し、DIYの視野が大きく拡がってゆくことを期待しております。

第17回 受賞作品一覧

DIYグランプリ

「和室用キッチン収納棚」/井島 淑隆

二世帯同居するにあたり、和室の客間に小型冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器などが収納できるキッチン収納棚を製作しました。不意の来客時には即座に目隠しできるとともに就寝中に地震が起きても物が飛び出さないように全面にはシャッター、側面には内部に熱や蒸気がこもらないように小窓を設けました。なお、シャッターには、廃品の籐のカーペットを再利用し随所に竹や籐をあしらうことで和室にあったデザインとしました。

静岡新聞大賞

「自分なりの親孝行」/玉田 亘

濡れ縁を乗り降りし洗濯物を干すのが一苦労になった実家(埼玉県北本市)の母に物干しの付いたウッドデッキを作ってあげる約束をしました。第14回入選作品「大人の遊び場ガレージ、高橋直人さん」を手伝わせていただいた経験を活かし、シルバーウィークに帰省して作成しました。デッキの先を庭に面した腰掛け、階段を大きくし、隣窓の濡れ縁とも行き来できるようにしました。また、部屋からの出入りの高さをフラットにし、物干しは可動式で背の小さい母でも物干しが楽に出来るようにしました。

一般工作部門大賞

「家具ミニミニセット」/庵原 誠

古く見せる為、ひたすら紙やすりをかけたことや、ガラスをはめる際に、裏側から見ても綺麗に見えるようにしたことがポイントです。テーブルの足など、丸みをつけるのにカッターで削る作業がとても大変でした。

ジュニア工作部門大賞

「便利な気まぐれ変身ラック」/鈴木 宏利

ゲームソフトをきれいにまとめて収納するラックがあればいいな~と思い作りました。四角を3等分にする事でいろいろな形にアレンジできるので、ゲームソフトだけではなく小物など飾って見せる収納ができる所がポイントです。のこぎりで切るのは曲がったりして大変だったけど、大満足の一品です。

「カレンダーちょ金箱? パネル?」/土屋 颯己

机の上にちょ金箱があるとじゃまなので、かべかけ用を作りました。100円専用で、一日一個、一週間で一列がいっぱいになって折り返して行きます。父の木工の余り物を使って作りました。

エコアイデア部門大賞

「車椅子リサイクルリヤカー担架」/宮崎 政行

廃棄された車椅子を再利用し、ワンタッチで組み上がるリアカーに救急搬送用の手作り折り畳み担架をセットしたもの。

「えんがわ温水器」/高橋 聡

太陽熱温水器です。蛇口から湯船までの水道管を100㎜Φの塩ビパイプ(容量約150リットル)とし、この部分で太陽熱を吸収する構造としたこと。 これにより、湯船より低い位置で温められた温水を水圧で湯船まで流すことができ、また水が淀むことがないので衛生的でメンテナンスが不要。 6月中旬から10月上旬まで晴れた日は追い焚きせずに風呂を沸かすことができました。

リフォーム部門

「ギャラリー風ゲストルーム」/明石 拓馬

倉庫(物置)として利用していた部屋を、自分の陶芸作品を展示できるゲストルームにリフォームしました。 それまで収納されていた物を置く場所として、部屋の奥4分の1を壁で仕切りました。 壁上面を這っていた電気コード・電話線を隠すように、ダウンライトを仕込む為の備え付けBOXを取り付けました。 目隠しにもなり作品も展示できる間仕切りは、圧迫感のないように天井までにはせず、真ん中に空けた展示スペースには隠しライトを設置することで、同時に照明の役割も果たします。

ガーデニング部門大賞

「笑顔になれる庭」/太田 みおり

何もない庭に1つの寄せ植えの鉢を置いたのがはじまりです。 家の窓から花を眺めたらとても癒され、庭中に緑を増やしたくなり、固い川土をたがやし、ふるい、腐葉土などをまぜ、少しずつ花だんを拡大し、我が家の「花いっぱい運動」がはじまりました。 アーチやトレリス、タイルも家族に手伝ってもらいました。家族でつくりあげた庭に出ると花に囲まれ、自然と笑顔になります。子供と植物の成長を楽しんだり、時には庭でバーベキューをしたり、我が家にはかけがえのない笑顔になれる庭です。

テーマ部門大賞

「洗面所ユニバーサル踏み台」/井口 寧了

3歳と5歳の娘達用に洗面所の前に既製品の小さな踏み台を使用していましたが、洗面所の左右にある歯ブラシやコップ、蛇口やタオルに手を出す度に踏み台を一々移動したり、無理に踏み台の隅に立って台ごと転んだりと危険を感じていました。娘達が安全に使用できるよう安定感があり、大人も不自由を感じないユニバーサルデザインな踏み台が欲しくてDIYしてみました。中央部分は、U字型にカットし、安定した奥行を確保しつつ大人も不自由無く利用できる形状としました。これが出来てから3歳の娘も積極的に一人で歯磨きや洗顔するようになり、目的以上の効果がありました。

「わが家の踏み台(1人3役の踏み台)」/勝浦 重代

①踏み台 ②収納箱 ③椅子と1個で3つの用途を持った踏み台です。本体は収納箱になっています。オモチャ等、上部の穴からも側面の口からも楽しく収納できます。上部の蓋を閉じれば常には椅子に必要に応じて踏み台になります。

入選
工作部門
作品名 作者名
アンティークオルゴール (審査員特別賞) 土屋 浩見
食卓上回転テーブル  (審査員特別賞) 松本 善男
夢の跳び箱  (審査員特別賞) 濱元 純
バンブーSL 森田 聖
羊の木馬 家田 武彦
マッチ棒で作ったミニバイオリン 瀧 静司
アマゾンジャラの庭 吉田 龍矢
スノコで作った家具3点セット 中山 春美
爪切りハサミ鳥 平塚 行太郎
4 Face 西口 由美
SKELETON 小泉 和也
ジュニア工作部門
作品名 作者名
ネズミの部屋 前島 麻南
ちょうがら マガジンラック 柏森 にこ
ティラノ本だな 大山 雄己
コロコロマシン 田中 陽貴
つくえ 武藤 雅隆
小物入れ付イス 山崎 木葉
かぶと虫 観察置き台 中村 環希
エコアイデア部門
作品名 作者名
太陽光利用地下水溜め置き装置 萩原 富夫
生ゴミ処理機 深澤 昇
エコサーキュレーション 有田 和平
リフォーム部門
作品名 作者名
トイレ和式から洋式へリフォーム 小野 誠
あれも良し・これも良し 手作りは味があって全て良し 前田 佐代子
防音室 鈴木 達也
ガーデニング部門
作品名 作者名
遮光で良し、食べて良しのゴーヤグリーンカーテン (審査員特別賞) 静岡市清水 第六中学校
ミルキーウェイ (雨にも負けない車いす用アプローチ) 今川 定彦
ポールズヒマラヤンムスクが似合うガゼボ 小田巻 勝秀
キッチンガーデンと土手から通じる小径 栗村 浩平
テーマ部門
作品名 作者名
腰掛け踏み台 田丸 卓也
作品展示会と授賞式の様子

12月18日(土)~12月19日(日)に、静岡市の『ツインメッセ静岡』にて授賞式と作品展示を行いました。

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